2018-09-06

【読書記録】人の心を一瞬でつかむ方法

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山本 マサヤ

【心理戦略コンサルタント&メンタリスト】 『心理学で人間の不思議を解き明かして社会実装する』 心理学を使って「人・企業の可能性を広げる」ため、心理学を駆使したマーケティング戦略立案や人材育成のセミナーを開催。 また、メンタリズムという心理誘導や読心術のエンターテイメントショーも行う。 トップランナー100人選出(クラウドワークス株式会社、株式会社サイバーエージェント)/MENSA所属 詳しい情報はについてはこちらから『about 山本マサヤ』 お仕事などのお問い合わせは『お問い合わせ』からご連絡ください。

人の心を一瞬でつかむ方法

最近は、人の心を惹きつる心のメカニズムに興味があるので、こういう本を読むことが増えてます。

「なぜ、あの人は人々の心を惹きつけるのか?」「なぜ憧れられるのか?」

その理由を心理学的にシンプルに解き明かしてくれる1冊です。

まず、人の心をつかむには、2つの要素をアピールする必要があります。

それが、『強さ』と『温かさ』

強さ・・・個人の能力や意志の強さ。強さを感じさせる人は尊敬を集めます。

温かさ・・・優しさや親近感、愛、連帯感。温かい人物の周りには自然と人が集まってきます。

人々は、『強さ』と『温かさ』の両方を持つ人に敬意と憧れを抱き、リーダーや理想の姿として魅力を感じます。

ただ、この2つの要素には『シーソー現象』が働いています。

強さを演出する行為は温かさにとってマイナスになっていて、温かさを演出する行為は強さにとってマイナスになっています。

(マキャベリの君主論にも記載がある)

では、どうするか?

結論は「圧倒的な強さは温かさを生み、圧倒的温かさはある強さを生む」という結論を出しています。

愛を語るマザーテレサやガンジーは、圧倒的な愛(温かさ)を持って、圧倒的な強さを手に入れました。

孫正義さんやスティーブ・ジョブズは圧倒的に強さを持って、温かさ(連帯感)を手に入れました。

なので、戦略として、どちらかを圧倒的に武装する戦略が必要です。

本書では、その方法として、いくつか上げていますが、私が注目したのは、非言語コミュニケーションのパートです。

人の服装や仕草、声をどう変えれば、『強さ』や『温かさ』を相手に抱かせることができるのか細かく書かれています。

メラビアンの法則にもある通り、『人間は視覚的生物であり、目から入った情報を優先する傾向』があります。

人の第一印象を10分の1秒で決めてしまいます。

あなたの仕事が強さを表す必要があるなら、『強さのイメージを与える非言語コミュニケーション』

例えば、背筋を貼って、低いトーンで話をする。

優しさを表す必要があるなら『温かさのイメージを与える非言語コミュニケーション』

オープンな仕草(両手を広げたり、手のひらを相手に向けたり、共感することを重視したり。

を行なってください。

『強さ』と『温かさ』を与える非言語コミュニケーションのテクニックに関して、まだまだたくさん詳細に書かれています。

人を惹きつける戦略について興味のある方は、ぜひ、一度読んでみてはいかがでしょうか?

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