2022-05-12

著名人の自殺報道が視聴者に与える影響 -ウェルテル効果-

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山本 マサヤ

【心理戦略コンサルタント&メンタリスト】 『心理学で人間の不思議を解き明かして社会実装する』 心理学を使って「人・企業の可能性を広げる」ため、心理学を駆使したマーケティング戦略立案や人材育成のセミナーを開催。 また、メンタリズムという心理誘導や読心術のエンターテイメントショーも行う。 トップランナー100人選出(クラウドワークス株式会社、株式会社サイバーエージェント)/MENSA所属 詳しい情報はについてはこちらから『about 山本マサヤ』 お仕事などのお問い合わせは『お問い合わせ』からご連絡ください。

著名人の自殺報道について、メディアでは何度も、そして具体的に報道されてしまっている。

厚生労働省では、こういったメディアの報道について規制しようとしている。

実際に、自殺報道は、視聴者の自殺衝動を後押ししてしまう可能性があり、そのような研究は1974年から行われてきた。

アメリカの社会学者 Phillips(1974)は自殺報道による自殺の群発について以下の4つを述べている。

 

①報道後ある程度の期間が経って自殺の増加現象が起きている

②増加は一時的なものである(数日程度)

③報道量が多いほど増加の幅が大きい

④報道に登場した人物に近い属性の人々に大きな効果が見られた

これらの現象をウェルテル効果と名づけた。

 

今の報道方法を見ると、③と④については不安視される。

また、Stack(2000)によると、タレントや有名政治家などの自殺が報道された場合は、それ以外の人の自殺報道があった場合に比べて14.32倍の模倣自殺の危険率があることを挙げている。

 

なので、自殺報道から心と体の距離を離しましょう。

もし、少しでも不安に感じることがあれば、専門の相談窓口へ連絡することをお勧めします。

 

【引用文献】

・末木新 (2013). メディア報道・利用が自殺に与える影響の概観と展望 -日本におけるデータを用いて実施された研究を対象に-

・Philips,D.P. (1974). The influence of sugestionon suicide:Substantive and theoretical implications of

the Wertherefect.Amel’IcanSoαiologicalReview,39,340-354.

・Stack,S. (1983). TheefectoftheJonestownsuicides on American suicide rates. Joumal 01 Social Psychology,1 19,145-146.

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