山本 マサヤ
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人の心を一瞬でつかむ方法
最近は、人の心を惹きつる心のメカニズムに興味があるので、こういう本を読むことが増えてます。
「なぜ、あの人は人々の心を惹きつけるのか?」「なぜ憧れられるのか?」
その理由を心理学的にシンプルに解き明かしてくれる1冊です。
まず、人の心をつかむには、2つの要素をアピールする必要があります。
それが、『強さ』と『温かさ』
強さ・・・個人の能力や意志の強さ。強さを感じさせる人は尊敬を集めます。
温かさ・・・優しさや親近感、愛、連帯感。温かい人物の周りには自然と人が集まってきます。
人々は、『強さ』と『温かさ』の両方を持つ人に敬意と憧れを抱き、リーダーや理想の姿として魅力を感じます。
ただ、この2つの要素には『シーソー現象』が働いています。
強さを演出する行為は温かさにとってマイナスになっていて、温かさを演出する行為は強さにとってマイナスになっています。
(マキャベリの君主論にも記載がある)
では、どうするか?
結論は「圧倒的な強さは温かさを生み、圧倒的温かさはある強さを生む」という結論を出しています。
愛を語るマザーテレサやガンジーは、圧倒的な愛(温かさ)を持って、圧倒的な強さを手に入れました。
孫正義さんやスティーブ・ジョブズは圧倒的に強さを持って、温かさ(連帯感)を手に入れました。
なので、戦略として、どちらかを圧倒的に武装する戦略が必要です。
本書では、その方法として、いくつか上げていますが、私が注目したのは、非言語コミュニケーションのパートです。
人の服装や仕草、声をどう変えれば、『強さ』や『温かさ』を相手に抱かせることができるのか細かく書かれています。
メラビアンの法則にもある通り、『人間は視覚的生物であり、目から入った情報を優先する傾向』があります。
人の第一印象を10分の1秒で決めてしまいます。
あなたの仕事が強さを表す必要があるなら、『強さのイメージを与える非言語コミュニケーション』
例えば、背筋を貼って、低いトーンで話をする。
優しさを表す必要があるなら『温かさのイメージを与える非言語コミュニケーション』
オープンな仕草(両手を広げたり、手のひらを相手に向けたり、共感することを重視したり。
を行なってください。
『強さ』と『温かさ』を与える非言語コミュニケーションのテクニックに関して、まだまだたくさん詳細に書かれています。
人を惹きつける戦略について興味のある方は、ぜひ、一度読んでみてはいかがでしょうか?
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