山本 マサヤ
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成長のために最も大切なことは、生まれ持った才能よりも、
「反省と改善」
努力次第で、どこまでも成長できる。
— 山本マサヤ@2冊目著書『秒速で人を操る心理話術』 (@3m_masaya) October 11, 2021
今回は、ダニングクルーガー効果と、成長の壁を越える方法について。
ダニングクルーガー効果というものがある。
ダニング=クルーガー効果の曲線てなんかずいぶんカッコいい名前付いてんの知らなかった。
馬鹿の山はもちろん登ったことあって絶望の谷も啓蒙の坂も分かるけど、そこ超えたらまた絶望の谷→啓蒙の坂→絶望の谷を繰り返しててなかなか継続の台地にいけないのは僕だけじゃなくあるあるだと信じたい。 pic.twitter.com/NUTMibbBXu— 瀬谷崎将也@ヤバい治療家集団の社長 (@masayaseyazaki) October 10, 2021
これは、自分の能力を実際よりも過大評価してしまうバイアスだ。
グラフの縦軸が自信で横軸が経験値。
何かを勉強し始めて、ある程度立つと「完全に理解した」と思ってしまう。
心理学だと、10冊くらいの本を2ヶ月かけて読むと、どの本にも同じようなことが書いてるように見えてくる。
そうなる気持ちはよくわかるよ。
そういう「完全に理解したモード」で、誰かに間違いを指摘されると、どうしても言い訳をしたり、適当なことを言って誤魔化してしまう。
それは、ダニングクルーガー効果の最初の山にとどまっている状態で、実はまだまだ成長の途中ということ。
その山頂で、下っていくのが怖くて、意地になっている状態である。
さらに、成長するには谷を降っていく状態になっていない。
論語に「過ちては改むるに憚ることなかれ」という言葉がある。
これは、間違った時は素直に間違いを認めて改めないさいというものだ。
ダニングクルーガーの「完全に理解した」の山から次の成長のために、谷を転がり落ちるには、自分の間違いを認めて、知識を加えたり・磨く必要がある。
間違えたり、失敗したり、知らないということを知ることは、成長のチャンス。
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