山本 マサヤ
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男性は意中の人と距離を縮めるため、いろいろな方法を考えるでしょう。
相手の左側に座ったり、会う回数を増やしたり、本コラムでも過去にいくつか紹介させていただきました。
今回は、初対面の相手とでも距離感を縮めやすい環境についてご紹介します。
タフツ大学の社会心理学者ケネス・J・ガーゲンが暗闇による異性との親近感の変化ついて実験を行っています。
男女6人ずつをランダムに明るい部屋と暗い部屋に分かれて入ってもらい、それぞれのグループの会話や行動の変化を観察しました。
明るい部屋にいるグループ:
自己紹介や日常会話など、当たり障りのない会話が行われた。
暗い部屋にいるグループ:
自己紹介や日常会話の後、異性同士が席を移動したり、プライベートな会話やボディータッチが増えた。
人間は無意識に相手の表情を観察し、自分の発言に対する相手のリアクションを観察しています。
しかし、暗闇になることで、相手のリアクションを気にする必要がないため、安定した精神状態で会話ができるため、開放的になると考えられています。
また、暗闇による閉塞感から人に不安感や恐怖心を抱かせ、誰かのそばいたいという気持ちが増幅されると考えられます。
この、暗闇による恐怖心から異性との距離感を近づけやすい事象は暗闇理論と呼ばれています。
ある種の吊り橋効果ですね。
もし、異性と積極的な会話を行いたい場合は、2次会などで薄暗いバーに誘った後にすることで、相手の本音を引き出しやすいかもしれません。
また、薄暗い環境は瞳孔が大きくなるので、女性はより、可愛く見えるという効果もあります。笑”
ちなみに、ヒトラーは狙ってか狙わずか、人間の判断力の下がる、黄昏時を狙って交渉や演説を行っていたそうです。
これは、黄昏時効果と呼ばれています。
※
2チャンネルの書き込みは匿名性が高いが故に、普段言わないような過激な発言が増えるのも、お互いの表情が見えない暗闇で適用され、本音を言いやすくなっている可能性もあります。
参照:
・行動心理学 著者:植木理恵
・黄昏時・暗闇効果/心理効果・心理実験
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