2018-04-01

【脳科学】仕事のできる人は紙派?タブレット派?

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山本 マサヤ

【心理戦略コンサルタント&メンタリスト】 『心理学で人間の不思議を解き明かして社会実装する』 心理学を使って「人・企業の可能性を広げる」ため、心理学を駆使したマーケティング戦略立案や人材育成のセミナーを開催。 また、メンタリズムという心理誘導や読心術のエンターテイメントショーも行う。 トップランナー100人選出(クラウドワークス株式会社、株式会社サイバーエージェント)/MENSA所属 詳しい情報はについてはこちらから『about 山本マサヤ』 お仕事などのお問い合わせは『お問い合わせ』からご連絡ください。

こんにちは、山本マサヤです。

皆さんは普段の仕事・勉強でメモをする時は、

紙派ですか?タブレット派ですか?

 

かくいう僕はiPad Proとメモ帳を両方持ち歩いていています。

iPad Proを買う前は方眼ノートを使っていましたが、ガジェット好きなので、思わずiPad Proを買ってしまいました。

方眼ノートにしてた理由は、当時人気のあったこの本の影響です↓

今は、iPad Proと方眼ノートの両方をカバンに入れておくのは荷物が重くなるので、どちらかにしようと思っていて、せっかくなら時間投資対効果の高い方にしたいと思っています。

つまり、タブレットか紙脳が働きやすい方にしたいんです。

 

[su_heading size=”20″]紙とタブレットの脳への影響[/su_heading]

結論から言うと、生産性の高い仕事をしたいなら、紙の方がいいです!

 

2013年7月に国際医療福祉大学の中川雅文教授が、人がある特定の活動をするときに脳のどの部位が関わっているのかを調べることができる近赤外光イメージング装置を使った実験を監修しました。

それによると、同じ情報であっても紙媒体(反射光)とディスプレー(透過光)では脳は全く違う反応を示し、特に脳内の情報を理解しようとする箇所(前頭前皮質)の反応は紙媒体の方が強く、ディスプレーよりも紙媒体の方が情報を理解させるのに優れていることがわかった。

出典:プリントアウトした方が間違いに気づきやすいワケ – A Successful Failure

 

また、モニターを見る時は脳は「パターン認識」状態になって、細部に注意が行かなくなる。

紙を見ている時は脳は「分析・批評モード」になり、細部までチェックするようになる。

パワポ資料を作っていて、コピーした時に誤字脱字に気付きやすいのは、これによる影響だと考えられる。

 

さらに、文房具の企業最大手のコクヨも手書きノートとタブレット端末を比較している。

ノートに手書きする方が、タブレット端末に比べ、脳への負荷が低いことが、コクヨS&Tとセンタンの共同研究によって明らかになった。

事後アンケートでは、タブレット端末の方が、自分の書いた文字を見返したとする回答が多かった。書いた文字がタブレットに正しく認識されているか確かめながら書くことで認知負荷が高まり、タブレット端末は紙ノートに比べ、書字行為そのものに注意が向くと考えられるという。

出典:ノート手書きの良さを脳波測定で実証…タブレットより脳への負荷低い傾向 (吉田 晃浩さんよりご紹介)

この、タブレット or 紙に関する実験は多く行われており、

認知・長期記憶・学習速度・検索速度など多くの点で、紙で書いた方がいいと言う結果が出ています。

参考:

 

確かにタブレットは便利ですが、便利さを追求するあまり、学習効率性を忘れてはいけません。

便利な物を使っていても、脳に不便な物だと余計に時間がかかってしまいます。

 

人生は有限なので、今回のメモ方法や読書方法、栄養摂取方法など、

時間投資対効果の高い方法をちゃんと調べて実践することをオススメします。

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