山本 マサヤ
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こんにちは、メンタリストの山本マサヤです。
とうとう、2017年も後、3日です。
皆さんにとって、2017年はどんな年でしたか?
そんな年末にこんなことを言うと、気が狂ったのか?何かあったのか?と、思われるかもしれませんが、今年もっとも衝撃的だった言葉をご紹介します。
それが、
「人生に意味はない」
これは、ドイツの哲学者のフリードリヒ・ニーチェが言った言葉です。
なかなか衝撃的な言葉ですが、この言葉の意味について説明していきます。
[su_heading size=”20″]人生に意味はないの?[/su_heading]
そもそも、「人生に意味がある」という考え方は、どこから来たのか紐解いていきましょう。
これは、キリスト教の考えです。
キリスト教が強い影響力を持っていた時代、神が存在していることは当たり前の常識でした。
「その全知全能の神が人間を作ったのだから、何かしら目的があるはず」と皆考えていました。
人間でさえ、何かを作る時に目的を持って作るはずです。
「美味しいものを食べたいから料理を作る」「本を置く場所が欲しいから本棚を作る」など
なので、神様が何気なく「あぁ〜よく分かんないけど、暇だから人間でも作っとくかぁ〜」と人間を作るはずは無い。
「神様は何か目的があって、人間を作ったはず」
↓
「なので、人間の人生には神の目的があるはず」
↓
「人生には目的がある」
という考えになっていったようです。
イエス・キリスト協会の賛美歌にも
「力の神よ み力により
という一説があるように、神によって人生の意味を与えられると信じられています。
ここで、ニーチェの有名な名言の登場です。
「神は死んだ」
もう少し詳しく言うと
「神は死んだ。神は死んだままだ。そして我々が神を殺したのだ」
です。
[su_heading size=”20″]神は死んだのか?[/su_heading]
神はなぜ死んだのかと言うと、これは、人間が科学の発展とともに存在を否定していきました。
かつては雷や地震、様々な自然現象を神が起こしていたと考えられていました が、
科学の発展とともに、それは神によって起こされた訳ではなくて科学現象だと判明していきました。
人間の誕生もそうです。
キリスト教において、『神が土からアダムを作り、アダムの肋骨からイプを作り出し、そこから人類が生まれた』と考えられています。
しかし、ダーウィンは進化論において、『人間は猿から進化した』と言及しており、人間の祖先の化石が見つかりました。
これらの人間の探究心によって、神の働きは次々と否定されていきました。
これが、ニーチェの言う「人間が神を殺した」の意味です。
[su_heading size=”20″]神がいないなら人生の意味は?[/su_heading]
と言うことは、人間は何かの目的があって生み出された訳ではありません。
ただ、存在しているのです。
人生の目的は神や誰かに与えられる訳ではなく、自分で作り出す必要があるのです。
いつか来るその日をただ待っていても、いつまでも来ない可能性の方が高い。
ただ、生まれて死んでいくだけ。
人間ができるのは、自分で人生の目的を作り出して、それを実現していくこと。
NIKEのキャッチコピーにもありますよね。
JUST DO IT!!
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