山本 マサヤ
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こんにちは、山本マサヤです。
今日は、こちらのセミナーに参加してきました。
アンガーマネジメント
怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング
登壇者は日本アンガーマネジメント協会代表理事の安藤俊介さん
こちらの本を書かれています。
仕事や日常で、イライラすることがあり「怒る(アンガー)」をコントロールできないと大事なチャンスまで失うし、建設的な会話ができなくなってしまう可能性があると思い、ちょうどいい所に今回のセミナーがあったので、参加しました。
[su_heading size=”20″]アンガーマネジメントって何?[/su_heading]
『アンガーマネジメント』と聞いて、「怒らない技術」かと思っていましたが、安藤氏によると正しくは、「怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らないようになること」だそうです。
つまり、「怒りとの付き合い方」です。
怒る時も、他人を傷つけず、自分を傷つけず、物を壊さず、上手に怒っていることを表現する。
[su_heading size=”20″]そもそも怒りって何?[/su_heading]
怒りとは、防衛感情から来るものです。
肉体やメンタル、立場などが侵害された時に人はそれを守るために怒ります。
その感情をなくすことはほぼ不可能です。
また、怒りは二次感情であり、「不安」「辛い」「苦しい」「痛い」などの一次感情が、「感情のコップ」を満たすことで、「怒り」という感情が発生します。
これは、アドラー心理学で言われていることと似てますね。
人が昨日怒ったことでも、今日は怒らないことがあるのは、このためです。
ちなみに、この「感情のコップ」は質のいい睡眠によってリセットすることができます。
[su_heading size=”20″]怒りをコントロールする方法[/su_heading]
安藤氏が推奨する、衝動的な怒りの感情をコントロールする方法は、
『6秒待つ』
だそうです。
人間は怒る時は反射的に怒ってしまいます、しかし、安藤氏の調査によると人間はだいたい6秒ほど待てば理性的になれるそうです。
とは言え、6秒は結構長いので待つのが難しい・・・・
そこで、怒りの温度計を測ることをオススメしています。
イラ!としたら、まずは、10点満点中何点で怒っているか自分の感情と向き合ってみる。
そして、それが怒るほどでないなら、怒らないようにする。
6秒経てば、衝動的な怒りの感情もだいぶ収まっているので、自分がどうして欲しいか冷静に伝えれるようになると思います。
[su_heading size=”20″]あなたを怒らせるものの正体[/su_heading]
私たちを怒らせるものの正体について、安藤氏は
「べき」
だと語っています。
「こうあるべきである」という自分の中にある願望や欲求、希望が裏切られることによって人は怒るのだと。
自分の中にある理想(こうあるべき)と現実のギャップが起こることで、怒るのです。
なので、怒る理由は自分の外ではなく、自分の中にあるのです。
ということは、怒るかどうかは自分で選択ができるはず。
そのギャップは自分がコントロールできるものなのか?
重要度が高いものなのか?
を判断して、怒る必要があるのか?を決めることができる。
「自分がコントロールができないのに、イライラしても仕方ない」と割り切れるのか。
90分近いセミナーでしたが、とても中身の濃い内容でした。
内容を全部ここに書ききるのは難しいので、ここまで。
仕事やプライベートで「怒る」という感情に悩んでいる場合は、
アンガーマネジメントについて学んでみてはいかがでしょうか。
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