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山本 マサヤ
【心理戦略コンサルタント&メンタリスト】
『心理学で人間の不思議を解き明かして社会実装する』
心理学を使って「人・企業の可能性を広げる」ため、心理学を駆使したマーケティング戦略立案や人材育成のセミナーを開催。
また、メンタリズムという心理誘導や読心術のエンターテイメントショーも行う。
トップランナー100人選出(クラウドワークス株式会社、株式会社サイバーエージェント)/MENSA所属
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人間は会う回数が多いほど相手に信頼感・好感度を覚えたり、見る回数の多い広告ほど好感度を持ったりします。
このように、何度も接点を持つほど好感度が上がる効果を心理学では単純接触効果と呼びます。
アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスは、記憶の実験と称して、2秒ごとに映し出される86枚の成人男性のスライドを、数人の大学生たちに見せました。でも実際は、12人のスライドをランダムに86回みせていたのです。
すると、顔の魅力に関係なく、登場した回数の多い人物の方が、少ない人物よりも好感度が高いという結論になりました。
さらに、他の実験では、女性に対してランダムに男性の写真を提示し、1度しか見せなかった男性の写真と、25回も見せた男性の写真では、好感度が4倍も違ってくるという結果も出ています。
参考:すぐに使える行動心理学 監修/植木理恵
つまり、25回接点を持つことで、1度目に比べて4倍も好感度が高いということです。
これは、直接会うだけでなく、メールや電話による接触も含まれるため、定期的にメールをすることで同様の効果が見込めます。
また、この効果は男女関係なく発揮されるので、男性→女性だけでなく、女性→男性に対しても活用することができます。
最近の研究では、単純接触による好感度の向上は、10回目の接触以降から出てくることが分かっています。
とは言え、単純接触が多すぎると不快を感じたり、人によっては見れば見る程嫌になるパターンもあるので、やりすぎにはご注意ください。
さて、実践実践!!
参考:
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