山本 マサヤ
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これね、2004年から現在までの「マジックバー」という言葉の検索された量なのね。カタカナだから当然日本だ。一番高いのが2005年3月。ブームが去ってからも少しづつ上昇傾向。マジックバーを経営されてる皆さん。決して風向き悪くないです!頑張りましょう! pic.twitter.com/Cd83EhnhLN
— ムッシュ・ピエール (@pierr0817) 2018年6月5日
「トレビアーン」でおなじみのマジシャン
ムッシュ・ピエールさんがこんな投稿をアップしていた。
日本は2005年3月のマジックバーのブームをピークに一気に下降した。
しかし、今またブームが上昇傾向にあるのではないかということを「マジックバー」という検索ワードの検索量から推測されている。
面白い視点だなと思い、自分でもgoogle trendからデータを引っ張り出してきて、いろいろ分析してみた。
まずはこちら。
年毎の”マジックバー”の検索数推移
確かに、2004年、2005年くらいをピークに一気に下降して、2009年くらいからちょっとずつ上昇傾向にあるように見える。
ただ気になるのは、
「これって、場所によって違いがあるんじゃないだろうか?」
もしかしたら、都道府県毎に分析してみると、実は検索数が下がっているエリア(ニーズが下がって来てるエリア)や、検索数が増えているエリア(ちょっとずつマジックブームが来ているエリア)が別れるんじゃないかと思った。
なので、今度は検索数の多い上位10の都道府県の「マジックバー」の検索数を取得してグラフ化。(2010年以降)
細かくて見えづらいですが、ざっと分かるのは、2016年〜2017年にかけて日本全体では「マジックバー」の検索数が増えているのに、主要都市の東京や大阪の検索数は下がっているということ。
では、どこが検索数が増えているのか?
それが、京都・神奈川・北海道・熊本
もっとわかりやすく集計してみた。
これは、「前年に比べて今年はどれくらい検索数が増えたか?」(対前年比)を、グラフ化したもの。
100%(横赤線)は日本全体の検索数の増加率を基準として置いてみました。
(つまり、全体的な世の中の流れ通り)
この赤線を上回った都道府県は、世の中の検索数と比べて「マジックバー」の検索数が多く、ニーズが一気に増えたことを表している。
それが、京都・熊本・北海道
熊本や北海道はそもそもデータ数が少ないので、あまり正確ではないが、
京都は検索数が多くデータとしても信頼できるかつ、他に比べて検索数の増加率が顕著!
つまりこの分析結果から分かるのは、去年から京都はマジックバーブームが来てる!ということ。
もし、「これからマジックバーを出す!」「マジックの営業をかける!」という考えをお持ちのかたは、京都を一度検討してみてはいかがでしょうか。
※これは、個人的にサクッと分析したものなので、信頼度などを考慮した分析ではありません。ちょっとした空き時間で行った分析なので、その点をご留意ください。
こちらのデータがマジック業界の活性化に何かしら貢献できればと思います。
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