山本 マサヤ
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こんにちは、山本マサヤです。
あなたが最近、一番感動した、映画やプレゼンテーション、演説は何ですか?
それらは、あなたの心を掴み、感動したと思います。
最近、僕はThe Greatest Showmanという映画を観てきましたが、すごく感動しました。
映画を観た帰り道、「この映画もこの法則が当てはまるんじゃないか?」と、思いました。
(ちょっと夜も遅いので、長く書けないので、一気に結論へ〜(笑))
人を感動させたり、説得したり、行動させるために必要な3つのポイントについて、歴史上のある人物が言及しています。
プレゼンテーションの上手いSteve Jobsや、オバマ元大統領、ヒトラーなどの演説を観ると、この3つを満たしているように感じます。
まずそれを言及したのは誰かというと、アリストテレスです
古代ギリシャの哲学者であり、万学の祖だと言われている天才です。
彼が書いた著作に弁論術というものがあります。
欧米では基礎知識として持っている人が多いので、プレゼンテーションや芸能、政治を行う人には必読です。
著作の中では、議会、法廷、公衆の面前などにおいて、聴衆を魅了・説得する、あるいは押し切るための、実践的な「雄弁術」「弁論術」「説得術」について書かれています。
出典:wikipedia
この中で、人を動かすために必要な3つの要素について、こう書かれています。
人を動かすには、
- 「ロゴス(話の論理)」
- 「エトス(話し手の人柄)」
- 「バトス(聞き手の感情)」
の3つが重要だと言及しています。
[su_heading size=”20″]ロゴス[/su_heading]
ロゴスとは話の論理です。
あなたが話している内容がロジカルか(一貫性があるか)どうかです。
つまり、以下の流れが話の中で整理されているかです。
AはBである。
↓
BはCである。
↓
よってAはCである。
例えば、
ソクラテスは人間である。
↓
全ての人間は死すべきものである。
↓
ゆえにソクラテスは死すべきものである。
というものです。
これを、ソクラテスが3段論法と名付けています。
あなたの話には、結論や前提、論理のプロセンスに矛盾はありませんか?
[su_heading size=”20″]エトス[/su_heading]
エトスとは、話し手の人柄です。
例え、話の内容がロジカルで超正論でも、あなた自身が信頼されていなければ話を聞いてもらえませんし、聞き手は疑う前提で話を聞いてきます。
どれだけ信頼してもらえるのか?というのは、とても重要です。
信頼してもらうためには、以下のような心理テクニックがあったりします。
- ハロー効果
自分のキャラクターや、自分が演じたいキャラクターに合った服装を着る。 - 自己開示
自分の人生(ストーリー)を語る。
自分の弱みを打ち明ける。 - 返報性のルール
聞き手を助ける。
相手に親切にする
などなど
あなたは伝えたいメッセージを言う前に、観客と十分な信頼関係を築けていますか?
[su_heading size=”20″]パトス[/su_heading]
パトスとは、相手の感情に訴えかけているかどうかです。
あなたのプレゼンテーションには、パッション(熱量)はありますか?
ただ、ダラダラ台本を読んでいるようなプレゼンテーションやショー、映画、舞台には全く感動しません。
あなたは、観客に意図した感情を生み出すために、あなたが熱量を持ってプレゼンテーションをしなければいけません。
[su_heading size=”20″]まとめ[/su_heading]
いかがだったでしょうか?
あなたのプレゼンテーション、映画、演技、ショー、コミュニケーションにこの3つはありましたか?
- 「ロゴス(話の論理)」
- 「エトス(話し手の人柄)」
- 「バトス(聞き手の感情)」
あなたを感動させたコミュニケーションには、この全てが満たされている場合が多いと思います。
ぜひ、あなたも自分の場合はどうかチェックしてみてください。
参考:
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