山本 マサヤ
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ハーバード大学、エール大学、マサチューセッツ工科大学の研究グループが、物理的なな重さと重要性の結びつきについて実験を行っている。
実験内容:
通りがかった人を呼び止め、履歴書を見て求職者に評価をくだすよう求めた。
履歴書は全員に同じものを見せたが、半分の人には重さ340グラムほどのクリップオードに挟んで渡し、半分の人には重さ2キログラムあまりのクリップボードに挟んで渡した。
結果:
重いクリップボードのグループのほうが求職者の能力を高く評価し、応募同期が真剣だと判断する傾向にあった。
出典:赤を身につけるとなぜもてるのか?
同じような実験は「履歴書の重さと能力の評価」だけでなく、「社会問題に関する予算配分」「郵便局員の昇給」など、それぞれにおいて、重さと評価の間に相関性がみられた。
これに基づいて、自分の名刺を分厚い紙にすることで、名刺交換をした際の印象評価を高くする人がいたり、通常より分厚い紙を使った専門の名刺作成サービスがあったりしている。
確かに上記の実験に基づけば、通常より分厚い紙を使って名刺を作ることで、自分の印象を高くすることは可能かもしれない。
また、被験者に、「この本は重要な本である」と言って持ったもらった場合と、何も言わずに持った場合では、「重要な本である」と伝えて本を持ってもらったグループのほうが、本の重量を重く答えた。
このように、「重い」と「思い」は比例していることが、心理学の実験で証明されており、ビジネスの場のあらゆる場所で実は活用されている可能性がある。
みなさんも、名刺や資料の「重さ」について見直してみてはいかがでしょうか?
参考文献:
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