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山本 マサヤ
【心理戦略コンサルタント&メンタリスト】
『心理学で人間の不思議を解き明かして社会実装する』
心理学を使って「人・企業の可能性を広げる」ため、心理学を駆使したマーケティング戦略立案や人材育成のセミナーを開催。
また、メンタリズムという心理誘導や読心術のエンターテイメントショーも行う。
トップランナー100人選出(クラウドワークス株式会社、株式会社サイバーエージェント)/MENSA所属
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本書はマインドフルネスによって、自分の脳を変える方法について書かれています。
本書の中身は、マインドフルネスのやり方や効果だけでなく、人間がなぜ悪い習慣を続けてしまうのか?について書かれており。
その悪い習慣を止めるためのマインドフルネスの効果について書かれています。
人間の悪癖の習慣は『行動と報酬の強化学習』によって成り立っています。
例えば、SNS依存の人を例にしましょう。
頻繁にSNSを見る人は、自分が写真を投稿する(行動)、いいねがついて嬉しい(報酬)が繰り返される(強化学習される)ことで、依存症化します。
人間が起こした行動に対して、気持ちのいい報酬(正の強化)を伴うから、「もっと欲しい!!」と中毒化してしまうのです。
タバコも麻薬も、SNSも、お酒も、人に感情的になるのも全て脳の中毒化によるものです。
これは、行動分析学や行動経済学でも取り上げられる人間の習慣を構築する仕組みです。
その仕組みを理解した上で、マインドフルネスを行う事で、このような脊髄反射的な行動を抑え、物事を明確に見ることができると著者は述べています。
マインドフルネスは、『今この瞬間に集中すること』です。
自分が何を感じているのかを冷静に客観的に見つめて、感情に流されないようにする訓練です。
最近、意図せずマインドフルネスに関する本に出会うことが増えて、ますますマインドフルネスの可能性について興味が湧いてきます。
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