山本 マサヤ
最新記事 by 山本 マサヤ (全て見る)
- 【読書】イェール大学人気講義 天才 ~その「隠れた習慣」を解き明かす - 2022年9月28日
- それ間違ってるかも。部下を変えるピグマリオン効果の3つのポイント - 2022年5月25日
- 著名人の自殺報道が視聴者に与える影響 -ウェルテル効果- - 2022年5月12日
今日から劇場公開の映画
『秘密 THE TOP SECRET』
はすでにご覧になりましたでしょうか?
こちらの映画は、設定がとても面白い!
◯ストーリー
「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督が、生田斗真さんを主演に清水玲子さんの同名ミステリーコミックを映画化。
死者の記憶を映像化し、犯罪捜査を行う科学警察研究所法医第九研究室、通称「第九」。室長・薪剛の指揮により、新人捜査官の青木一行らが、家族惨殺事件で死刑となった男の記憶を映像化した。
しかし、男の脳内映像として映し出されたのは、事件以来行方不明となっていた男の娘・絹子が家族に刃物を振り上げる姿だった。天才的頭脳でありながら、心にトラウマを抱える第九の室長 ・薪役を生田斗真さんが演じ、岡田将生さんが新人捜査官・青木役で出演。監察医・三好雪子役を栗山千明さん、映画オリジナルのキャラクターとなる所轄署の刑事・眞鍋駿介役を大森南朋さんがそれぞれ演じている。
第九の捜査官は、「事件関係者の記憶を自分の脳にコピーする」という設定になっています。
猟奇殺人犯の脳を見る場合、その猟奇的思考がすべて捜査官の脳にコピーされてしまうため、客観性を失った瞬間に、常人では耐えられない世界、ダークサイドに引き込まれてしまう。
人間の記憶を映像化して、捜査を行うというのは、とても面白いですね。
しかも、設定がかなり細かくリアルに作られています。
この、人間の脳の中を映像化する技術は、決してSFの中だけの話ではありません。
◯脳内イメージを映像化する
カリフォルニア大学や、エール大学などが、人間の脳内イメージを映像化する技術について研究していました。
その中でも、カリフォルニア大学の研究結果をご紹介します。
研究者たちは、被験者たちに動画を見せ、その時に脳の視覚皮質を流れる血流を読み取って、脳内映像を見事に再現してみせました。
その実験映像が下の映像になります。
左側が被験者に観せた映像、右側が脳内映像を再現したものになります。
[su_youtube url=”https://youtu.be/nsjDnYxJ0bo” width=”520″ height=”300″]
まだ、精度が荒いですが、おおよそ観ている映像と一致していることが分かります。
さらに、この実験結果が報告されたのが、今から5年前の2011年なので、今では、さらに技術は進歩している可能性があります!
現在の状況に関する記事が見つからなかったので、ご紹介できないのが残念。。。。
人間が想像するSFの世界が、どんどん実現していく世の中にワクワクさせられますね。
将来的には、
人間が妄想の中で作った映像が映画館で上映されたり、販売されたりするようになるんだろうか!?
参照:
・頭に描いた「人の顔」のイメージを映像化する研究がエール大学で進行中
コメントを残す