2016-01-17

【偽りの希望症候群】脳が満足する目標設定

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山本 マサヤ

【心理戦略コンサルタント&メンタリスト】 『心理学で人間の不思議を解き明かして社会実装する』 心理学を使って「人・企業の可能性を広げる」ため、心理学を駆使したマーケティング戦略立案や人材育成のセミナーを開催。 また、メンタリズムという心理誘導や読心術のエンターテイメントショーも行う。 トップランナー100人選出(クラウドワークス株式会社、株式会社サイバーエージェント)/MENSA所属 詳しい情報はについてはこちらから『about 山本マサヤ』 お仕事などのお問い合わせは『お問い合わせ』からご連絡ください。

新年2回目の投稿ですが、
新年あけまして、あけましておめでとうございます。
今年は、皆さんにとって去年以上に充実した1年になることを心よりお祈り申し上げます。

 

さて、「1年の計は元旦にあり」と言われますが、みなさんは、2016年の抱負は決めましたでしょうか?
「ダイエットをする!」「資格を取る!」「起業する!」など、いろいろあると思います。

しかし、せっかく立てた目標も、3日坊主になってしまったり、立てたまま終わってしまったりしてませんでしょうか?

「来月までに10kg痩せる!」という目標も、立てただけで終わったりしないでしょうか?

トロント大学の研究者Polivyが、達成できない目標設定について論文を出しており、その論文によると、
「高すぎる目標を立てることは、脳が満足感を味わって、それだけで満足してしまう。その目標の”達成難易度”・”スピード”・”達成後に得られるもの”などについて、正しく評価できなくなってしまう。」
出典:The false hope syndrome: unrealistic expectations of self-change.

 

このような状態は、偽りの希望症候と呼ばれています。

 

高い目標を立てるという行為に満足してしまっている状態です。

目標を立てるなら、確実にできるレベルまで落とし込んで、1つずつ達成していかないと、高い目標をするだけで満足してしまう状態が続いてしまう、負のスパイラルに陥ってしまう可能性があります。

高い目標を掲げることは、自己成長のためにとてもいいですが、非現実な高い目標設だと、立てるだけで満足してしまいます。

今年のみなさんの抱負はいかがでしょうか?

知人がプレゼンでこんな言葉を使っていました。

「毎日1%頑張ると、1年後に今の何倍になっているか?

1.01 × 1.01 × 1.01 × 1.01 ・・・ = 37.78

毎日、普段よりも1%頑張るだけで、1年後には今の38倍になっているんです!

 

小さな積み重ねが、大きな結果を生むということですね。
みなさんにとって、素敵な1年となることをお祈り申し上げます。

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