2016-08-06

【脳科学】人の考えている事を映像化できるのか?

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山本 マサヤ

【心理戦略コンサルタント&メンタリスト】 『心理学で人間の不思議を解き明かして社会実装する』 心理学を使って「人・企業の可能性を広げる」ため、心理学を駆使したマーケティング戦略立案や人材育成のセミナーを開催。 また、メンタリズムという心理誘導や読心術のエンターテイメントショーも行う。 トップランナー100人選出(クラウドワークス株式会社、株式会社サイバーエージェント)/MENSA所属 詳しい情報はについてはこちらから『about 山本マサヤ』 お仕事などのお問い合わせは『お問い合わせ』からご連絡ください。

今日から劇場公開の映画

『秘密 THE TOP SECRET』

はすでにご覧になりましたでしょうか?

こちらの映画は、設定がとても面白い!

 


◯ストーリー

 

「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督が、生田斗真さんを主演に清水玲子さんの同名ミステリーコミックを映画化。
死者の記憶を映像化し、犯罪捜査を行う科学警察研究所法医第九研究室、通称「第九」。室長・薪剛の指揮により、新人捜査官の青木一行らが、家族惨殺事件で死刑となった男の記憶を映像化した。
しかし、男の脳内映像として映し出されたのは、事件以来行方不明となっていた男の娘・絹子が家族に刃物を振り上げる姿だった。天才的頭脳でありながら、心にトラウマを抱える第九の室長 ・薪役を生田斗真さんが演じ、岡田将生さんが新人捜査官・青木役で出演。監察医・三好雪子役を栗山千明さん、映画オリジナルのキャラクターとなる所轄署の刑事・眞鍋駿介役を大森南朋さんがそれぞれ演じている。

 

第九の捜査官は、「事件関係者の記憶を自分の脳にコピーする」という設定になっています。

猟奇殺人犯の脳を見る場合、その猟奇的思考がすべて捜査官の脳にコピーされてしまうため、客観性を失った瞬間に、常人では耐えられない世界、ダークサイドに引き込まれてしまう。

人間の記憶を映像化して、捜査を行うというのは、とても面白いですね。

しかも、設定がかなり細かくリアルに作られています。

 

この、人間の脳の中を映像化する技術は、決してSFの中だけの話ではありません。

 


◯脳内イメージを映像化する

カリフォルニア大学や、エール大学などが、人間の脳内イメージを映像化する技術について研究していました。

その中でも、カリフォルニア大学の研究結果をご紹介します。

研究者たちは、被験者たちに動画を見せ、その時に脳の視覚皮質を流れる血流を読み取って、脳内映像を見事に再現してみせました。

 

 

その実験映像が下の映像になります。

 

左側が被験者に観せた映像、右側が脳内映像を再現したものになります。

[su_youtube url=”https://youtu.be/nsjDnYxJ0bo” width=”520″ height=”300″]

 

まだ、精度が荒いですが、おおよそ観ている映像と一致していることが分かります。

さらに、この実験結果が報告されたのが、今から5年前の2011年なので、今では、さらに技術は進歩している可能性があります!

現在の状況に関する記事が見つからなかったので、ご紹介できないのが残念。。。。

 

 

人間が想像するSFの世界が、どんどん実現していく世の中にワクワクさせられますね。

 

将来的には、

人間が妄想の中で作った映像が映画館で上映されたり、販売されたりするようになるんだろうか!?

 

参照:

So our minds CAN be read

頭に描いた「人の顔」のイメージを映像化する研究がエール大学で進行中

夢や記憶が映像として見られる!? 脳内映像を見事に再現したビデオがスゴイ

秘密 THE TOP SECRET

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